新・異邦人の夢

再読。人をよく観察してるわりには、パリ・ダカールラリーでの差別問題などの書き方が、さらっとして、情に流されてない。ある意味冷たいくらいの距離感。そういう所のバランスが島田さんらしいと思った。感情を持ちながらも客観的な視点を常に感じます。


ところで、前よりは少しだけ占星術について知ったので、以前は興味がなかった占星術のところを興味を持って読んだ……わりと昔っぽいホロスコープの作り方をするんだな、とか。
占星術については、このサイト「★★★びじゅある・あすとろろじー★★★」が非常に面白いです。島田さんとその小説について特に分析が詳しいのだけど、それ意外の推理小説家のデータの分析もあって読んでいて楽しい。