ストレンジャーズ
- 作者: ディーン R.クーンツ,宮脇孝雄
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1991/08
- メディア: 文庫
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「まだしくじったわけじゃない。予想を裏切ってはらはらどきどきの展開になっただけさ」 ――「ストレンジャーズ 上」P127
クーンツらしい、テンポよくスリルがある展開。視点が頻繁に変わるため、それぞれのストーリーにおける恐怖がどういう関係で結びついているのか、先が気になる構成です。
作家と友人のアーチスト、小悪党や牧師など、立場が全然違う人達の不安が書かれているため、全く飽きない。ここら辺はクーンツは上手いなあ。主人公の友人のパーカーがいい味出してます。
今はまだ、それぞれの物語は交差していなく、みんな孤独の戦いを強いられてます。物語が収束するであろう下巻に期待。