人間、世界、神(筒井文隆, 藤田昇吾)

人間、世界、神

人間、世界、神

世界の哲学を、年代順に分け大要を書いた本です。文章も内容も真面目で硬め。アリストテレス以前から始まって、デカルトぐらいまではきちんと読んだけど、後は斜め読みしてしまった。年代別になってるのがいい。やはり何かを体系的に勉強するには年代順が一番良いと思った。
日本人の著者なので、文章は硬いけれども、翻訳モノよりは読みやすいのも良かった。


情報量が多いので、半分以上頭から内容が雰れてしまったんだけど、注釈がちょっとしたエピソード紹介のようになっていて、面白かった。哲学の徒に生きようとしたトマス・アクィナスの決意を翻させるために、親族一同が彼の寝室に美女を送り込んだとか(笑) よくがんばったね、アクィナス……。