思考機械の事件簿 1 (ジャック・フットレル 宇野利泰訳)
思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)
- 作者: ジャック・フットレル,宇野利泰
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1977/07/15
- メディア: 文庫
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思考機械が、ハッチ(助手役)に初めて出会い、毒で倒れた原因を推理する場面は、まさにシャーロック・ホームズなみのこじつけや……。
でも笑える。
たった一日チェスをならっただけで、世界チャンピオンを打ち負かしちゃうなんて(!)やりすぎや……。
でも笑える。
思考機械いいねえ。つっけんどんな性格も好き。
ファイロ・ヴァンスも好きだったもんなあ、私。
素手で犯人の所に出かけていって堂々と質問して、二日間も監禁されるおまぬけぶりも、可愛いといえばかわいいっす。
思考機械なわりには、行動派だね。
第一話目なので謎は普通。
写真の男に化けろ、しかし絶対に口をきいてはならないと言われた俳優の話。
彼本人は、何が行われたのか分からなかった。しかし彼は自分でも知らないうちに「署名」をしていたのだ。
ネタが分かった時、"あ、そういえばそうだったっけ"と、驚いた。やられたよ。うまい。