殺人前線北上中―ミステリー傑作選〈32〉
- 作者: 日本推理作家協会
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/04/15
- メディア: 文庫
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「のっぽのドロレス」という本がキーになっているミステリ。古本屋も出てきます。読みやすいです。
蒐集の鬼(山口雅也)
この話は妙に好きで三回も読んでしまった。レコードマニアの男の話です。ついに手に入れたレコードが……ああ。
・めんどうみてあげるね(鈴木輝一郎)
後味が悪い・・。こんな子供がいたら嫌すぎです。
・藤田先生と人間消失(村瀬継弥)
独特の雰囲気がでていて気に入りました。同窓会で皆が集まって、当時の先生のトリックをああだこうだ言い合うという趣向は見たことが無かったので、新鮮でした。
トリックもなかなか面白かったし。今の子供がこのトリックをするとしたら、発育の問題もそうだけど、何よりも羞恥心の問題が一番ネックになるのではと思いました。
・ル・ジタン(斉藤純)
異国ミステリ。パリが舞台です。