講談社が赤井三尋氏の小説回収…著作権上の問題で

 江戸川乱歩賞作家、赤井三尋(みひろ)さんが昨年12月に刊行した小説「死してなお君を」に著作権法上問題があるとして、出版元の講談社は23日までに初版8000部の回収措置をとった。

 同社によると、この本は、故本田靖春氏のノンフィクション「不当逮捕」を事実上、組み込む形で使用しているが、事前に本田さんの著作権継承者の了解を得ていなかったという。巻末に参考文献としては挙げていた。

 「死して――」は、昭和30年代を舞台に、新聞記者の不当逮捕事件や検察内部の派閥抗争を描いている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060123ij21.htm

――あららら。「事実上、組み込む形」とは、どのような形なのだろうか。
初版8000部ってわりといい方だよね? 実際にはどうなんだろうと調べてみたら、やっぱり本の世界の中では割といい方か、平均みたい。
参考
http://www.shohyo.co.jp/Clf/kjm-hmk6.html
http://www.yorozubp.com/9808/980827.htm

世界の中心で、愛をさけぶ」も初版が8000部だったそうです。