花嫁は二度眠る


泡坂さんらしい「何気ない所に伏線が隠れている」特徴が上手く出ているミステリ。
そう構えながら読んでも、別の過程に粉れているので、伏線と気がつく人は少ないのではないか。(マジシャンらしいね)
古い旧家で起こる」殺人事件です。好きなシチュエーションだ・・。
幼い頃の関係や思い出が徐々に明らかになっていく、カットバック構成になっていて、興味をかきたてます。
最後の場面は心理的にやや納得いかなかったです。