ディオダティ館の夜

ディオダティ館の夜 (幻冬舎文庫)

ディオダティ館の夜 (幻冬舎文庫)

読みながら何故こんなに改行が多いのかな?と思っていたら、後書きで真実が。なんと本書はヤングアダルト系として書かれたらしい。えええ、そ、それはちょっと無理が……。ビックリしたぁ。
出だしはサスペンス、途中でパンプキンのお化けが出てきた辺りで、これはミステリ……? と思い、黒い翼を生やした人間が出てきたところで、ああ、やっぱりホラーかと納得。
そうしたら、ちゃんと最後に全部の出来事に現実的にオチが着いたのに感心しました。つまりジャンルとしてはミステリ……なのかな? いや、やはりホラーか。
舞台立ては迫力があるし、ラストもきちんと納得出来るのに、どの要素も詰めこまれすぎていて、中途半端な印象があるのが勿体なかったです。