すべてを食べつくした男(ジェフリー・スタインガーテン)

すべてを食べつくした男 (文春文庫)

すべてを食べつくした男 (文春文庫)

ケチャップで遊んだり、スニーカーをレンジでチンしたり、いい加減な砂糖礼賛などなど。
読んでて何回も笑ってしまった。ユニークで、多くの知識がありながらも頑固な考えを持ってたりする著者ですが、とにかく陽気なところがいい。
料理や材料の固有名詞が、正確に多く使われているのが特徴で、それでいて食欲をそそられる文章です。
京都の料理に感動している下りは、読んでいて嬉しかった。ああ日本はこういう風に見えるのかと、外国の人が京都の料亭や舞子さんに会った事を自慢したくなる理由が分かった気がした。
読んでるとお腹がすいてくるくる。表紙のふんわり空気たっぷりのパンも食欲を後押ししてくれます。