頭がいい人、悪い人の話し方(樋口裕一)

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)

頭がいい人、悪い人の話し方 (PHP新書)

読書系サイトでこういう本について書く人はあまりいなそう? な気もするけど書いちゃえ(笑)
思い当たるふしは沢山あった。話す時よりは、どちらかと言うと「書く」時の方が役に立つと思います。

根拠を交わずに決めつける

「……と思う」で終わらせないで、「と思う。なぜかと言うと」というように、そう思った根拠を言うように癖をつけておく

少ない情報で決めつける
感情に振り回される

……人に対しても一時の感情で同情する。自分が力になれないにもかかわらず、かかわろうとする。結果的にはその人がかかわったことによって、かえって事態が悪くなる。

――あたりを気をつけようと思いました。
ではこの本を読んで実行出来るかと言うと、自信はないです。
言葉は認知スタイルと大きく関係があるので、まずは自分自身や世界の眺め方から変えなければならない……それにこの本にある事を全部実行していたら、よほど才能が無いと、むしろ無個性になりそうな気がしないでもないです。

またこの本は、「著者が頭がいいと思う人」もしくは「著者の環境にとって」頭がいい人に偏りすぎている気がします。政治、経済系を重視しすぎている所が特にそう感じました。
とは言え、上に挙げた点は参考になったし、要領よくまとめてある本です。自分でも時々省みたいと思う。

ちなみに私が頭がいいと思う人は、違う分野の共通点や特徴、アイディアを見つけて対比したり創造的な話を出来る人ですが、これも一部に過ぎず、ほとんどの人は、その人が培ってきた頭の良さを持っているので、そういう部分を見つけたいと思ってます。