そのケータイはXX(エクスクロス)で(上甲宣之)

そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)

そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)

擬音を多く使うと文体が安っぽくなるという説はその通りだったんだな、と。
しかし内容とよく合っているのでいいと思う。この内容で文体が上品だったらかえって読みにくい。勢いがある文体だ。ただ擬音はもう少し減らして欲しかったかも。説明調にすぎる所も・・。


しよりさんより、愛子のパートの方が好き。反撃してるし、なかなか可愛い。
最初の方で、ドラえもんみたい、キャハッ! と言ってキックボードに乗って行ってしまう所に、心を奪われたので(笑)


読んでる最中は細かく突っ込みを入れてたんだけど、わざわざ文章にする事もないかなと。すかーっと勢いで読むのがいいのかも。確かに面白かったし。
森村誠一さんと同じ職業(ベルボーイ)なのにこんなに内容が違うとは。