ぶたぶたの食卓
- 作者: 矢崎存美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/07/12
- メディア: 文庫
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「嘘の効用」……ぶたぶたさん料理教室をやっています。何気ない話なんだけど、ちょっと元気になる。
「ここにいてくれる人」……これも優しい話。”そうか、ほんの少しだけ、少しずつ違うことをすればいいんだ。”という一文が胸に残った。
「最後の夏休み」……「あの時、本当に俺が食べたかったのは、氷イチゴだったんです」というのが切ない。どうして氷レモンなんて言ったんだろうな……、と。何故か嘘を言ってしまう事ってある。たわいのないもの。その時に落とした物を主人公は拾う事が出来て本当に良かった…。