青い月の物語 (小浦昇・青居心)

青い月の物語

青い月の物語

この本は、表紙を見て一目惚れして買いました。
なんて静かで深い青なんだろうかと。
一つ前の記事で、「一千一秒物語」へのデータベースへリンクを貼ったら、表紙が小浦昇さんだったので、また読みたくなって本棚から取り出しました。
私が持っている「一千一秒物語」は、小浦さんの表紙ではない版なのです。


この絵は銅版画です。こんなきれいな色が出せるなんて……。
絵についている青居心さんの、詩ような散文もよく合っています。
いつか個展を見に行けたら、嬉しいなあ。


他に小浦さんの装丁はないのかなと検索していたら、こんな文章を発見。


月に対しての拘りは・・・。
月も初めは取り立てて描こうとは思わなかったんです。テーマにしたのは大分後です。
段々と小さな月が絵の中に入ってきていたんですけど。
特別に月 だけを取り出して制作した訳ではないし・・・
稲垣足穂の「一千一秒物語」に月が沢山出てきて、 月を描こうと思ったのはこの辺かな!。
――小浦昇 「A BIRD FANCIER」

――えー、そうだったんだ!! 初めて知った事実です。