「メリイクリスマス」

著者 太宰治
久しぶりに東京に戻ってきた主人公は、知り合いの娘さんに会い、こいにおちてしまう。
キーワードは、クリスマス・東京・屋台。
私が大好きな太宰の中でも、1,2,を争うほどに大好きな短編です。


なんといっても文章が美しい。
最初に読んだ時は、最後の一文に本当にしびれました。何回読んでもしびれる。
このリズム。雰囲気。


高校生の時に読んで感動して以来、なるべくこの季節には読むようにしています。


一般の太宰のイメージとは違って、ほんのりと心が暖くなる、それでいてどこか切ない、まさにクリスマス向けの短編です。


青空文庫
図書カード:メリイクリスマスで読めます。短い短編なので、是非是非。