山伏地蔵坊の放浪

山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)

山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)

高校生の時に図書館で借りた本。再読。アイザック・アシモフの「黒後家蜘蛛の会」+「小悪魔アザゼル」といった感じです。ミステリとしては、趣向がバラエティにとんでいて、実際に起こったことなのか、単なるホラなのかと疑いながら読むのも、また面白い。
個人的に一つ不満なのは、地蔵坊のキャラクタがやや地味で普通なことで、法螺をふくぐらいなら、もっと図々しいキャラクタのほうがいいのにと読んでいて思いました。
あ、”法螺を吹く”から山伏なんだ……。今気がついた。