世界文学にみる 架空地名大事典(アルベルト・マングェル, ジアンニ・グアダルーピ)

世界文学にみる 架空地名大事典

世界文学にみる 架空地名大事典

アトランティスからムーミン谷まで、ドラキュラ城から恐怖暗黒都市まで、そしてオズの虹の国から鏡の国まで、世界地図を電子顕微鏡でのぞいても見つからない「どこにもない場所」がここに集大成されている。もっともそれらの場所はココロをもっている人間であれば、だれにも親しい「どこにもある場所」だ。これは人間の想像力が紡ぎ出した「どこにもないが、どこにもある場所」への半永久的に使用可能な周遊券。この1冊でわたしたちはたちまち練達の空想旅行者になる。空想旅行列車はわたしたちの想像力を燃料にあっという間に光速よりもはやく走り出す。死の瞬間まで手離したくない書物である。――井上ひさし

凄い本を作った人もいるものだ……感心。
ファンタジーや神話に出てくる土地や国を、まるで実在の国の紹介をするように、地形、産業、天候、文化など、詳しく紹介しています。所々地図つきなんだけど、その地図がまた本物の地図のように出来が良い。特に「オズの虹の国」の地図は圧巻です。ナルニア国もいいなあ。ムーミン谷ものっている。
架空世界の細かいディテールを知りたい人に、ぴったりの本。完全版もあります。

完訳 世界文学にみる架空地名大事典

完訳 世界文学にみる架空地名大事典