フォークロア世界への旅(進藤幸彦)

フォークロア世界への旅 (ミューブックス)

フォークロア世界への旅 (ミューブックス)

作者は高校教諭をやめて民芸の輪入販売業を始め、民芸品を求めて世界60ヵ国を巡ります。
まず文章が上手いです。各国地方の、特に文化や風俗が自然な文章で書かれていて、合間に狭まれるエピソードは小説のようにも読めます。作者が関わっている会社も順風満帆とはいかず、色々な人間模様が書かれてあり、その描写の巧みさも小説を思わせ、自然とページが先へ先へと進みました。おすすめしたい良書です。